DBをブラウザ上から操作できるように、PhpMyAdminをインストールします。インストール後、第3者に操作されないようにURLの変更やSSL通信の設定を行います。
1.EPEL(Extra Packages for Enterprise Linux)がインストールされているか確認する
rpm -qa | grep epel
EPELはサードパーティ製のリポジトリです。PhpMyAdminをインストールするために必要です。上のコマンドを実行して、「epel-release-7-13.noarch」などと表示されれば、インストールされています。インストールされていない場合は、以下のコマンドを実行します。
yum -y install epel-release
2.PhpMyAdminをインストールする
yumコマンドを実行すれば、最新のバージョンがインストールされます。
yum --enablerepo=epel install -y phpMyAdmin
3.設定ファイルを変更する。
phpMyAdmin.confを編集して、セキュリティの設定などを行います。まずはrootアカウントで viを起動します。
su - vi /etc/httpd/conf.d/phpMyAdmin.conf
・外部からアクセスするようにする。
「Require all granted」を追加します。
<IfModule mod_authz_core.c> # Apache 2.4 <RequireAny> Require ip 127.0.0.1 Require ip ::1 Require all granted </RequireAny>
・第3者に推測されないURLに変更(デフォルトはhttp://ドメイン名/phpmyadmin)
デフォルトの設定のままだと、簡単にログイン画面に接続できるため、URLの変更を行います。すでにある2行を「#」でコメントアウトし、変更したいURL(/phpmyadminHogeHoge)を追記します。
#Alias /phpMyAdmin /usr/share/phpMyAdmin #Alias /phpmyadmin /usr/share/phpMyAdmin Alias /phpmyadminHogeHoge /usr/share/phpMyAdmin
・SSL通信のみ許可する。
SSLを許可する設定を「SSLRequireSSL」を追記します。
<Directory /usr/share/phpMyAdmin/> AddDefaultCharset UTF-8 SSLRequireSSL <IfModule mod_authz_core.c>
4.サーバーを再起動する。
systemctl restart httpd
5.PhpMyAdminにログインする
「https://ドメイン名/phpmyadminHogeHoge」に接続すると、ログイン画面が表示されるので、IDとパスワードを入力すれば、DBを操作できるようになります。
※「some errors have been detected on the server」警告の対処法
ページ遷移する際に、毎回警告ダイアログが出る場合は「設定 > 機能 > 一般 > Never Send error reports 」に設定を変更すれば、ダイアログが出なくなります。Php7で推奨されていない処理や文法で警告が出ているようですが、無視しても動作に問題はありません。
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