投資を学びながら読める漫画を紹介します。タイトル「インベスターZ」。主人公は財前孝史、中学一年生。北海道の進学校に入学し、投資部に入ることになる。先輩に指導を受けながら、投資を覚えていくストーリーになっています。作者は「ドラゴン桜」の三田 紀房さん。投資初心者が実際に株取引をしながら、成長していく話になっているため、基本的のところから解説されているので、株を学びたい人でも理解できる内容になっています。
内容は実際の投資コンサルタントや証券会社、不動産会社、ベンチャー企業の専門家にインタビューを行って書かれているため、非常に詳細で中身の濃いものになっています。また、実際の会社名や起業家の名前も出てきます。ジャパネット高田社長やホリエモンといった有名起業家からミドリムシ培養食品のユーグレナ社長も登場し、成功ストーリーや商売の歴史も紹介されています。有名企業だけでなく、地方の優良企業もそんな企業があったんだということも知れます。
「株はボロ株を見ろ」「愚か者にも経営を任せられる会社の株を買え。いつかは愚かな経営者が現れるから」「囚われない、侮らない、恨まない」など古くから語り継がれている相場格言やウォーレン・バフェット、ピーター・リンチの有名投資家の名言が紹介されています。
それから、最終巻で出てくる天才について語られています。「100人の人が思いついたとしても行動するのはそのうちのたった一人。そして100人の人が行動したとしても行動し続けられるのはそのうちのたったの一人。つまり1万人のうち一人しか「やり続ける」人間は一人しかいない。天才とはじつはそういうカラクリなのだそうです」、この言葉に一番感銘を受けました。Twitterで以前見かけて、誰が言った言葉なのか気になっていたのですが、インベスターZの言葉だったのですね
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