MariaDBでの基本的な操作について、解説します。ユーザー作成、データベース、テーブル作成、データ取得から始まり、CSVファイルインポート、バックアップ、リストアの説明をします。
1.MariaDBへ接続する
以下のコマンドの後、パスワードを入力すると接続できます。MariaDBから抜ける場合は「exit」を使用します。
mysql -u root -p exit
2.データベース作成
データベース一覧を確認するには「show」コマンドを使用します。
create database testdb default character set = utf8; show databases;
3.ユーザー作成
ユーザーとパスワードを設定し、そのあと権限の付与を行います。今回はユーザー:「testuser」パスワード:「testpass」で設定します。また、権限の確認は「show」コマンドで確認できます。
create user testuser@'%' identified by 'testpass' grant all on testdb.* to testuser@'%'; show grants for testuser@'%';
4.testdbに接続する
手順2,3で作成したユーザー「testuser」 で、「testdb」に接続する方法を紹介します。
exit mysql -u testuser -p testdb
5.テーブル作成
create table testtable (col1 int primary key, col2 varchar(32) not null);
6.データ追加
insert into testtable values (1, 'apple'); insert into testtable values (2, 'orange');
7.データ取得
select * from testtable;
8.CSVファイルをインポートする
testtableにtest.csvファイルのデータをインポートする際のコマンドを示します。
csvファイルの内容
col1,col2
3,banana
4,peach
load data local infile '/tmp/test.csv' into table testtable fields terminated by ',' enclosed by '"' ignore 1 lines;
9.バックアップ
MariaDBから「exit」コマンドで抜けた状態で、「mysqldump」を実行します。
mysqldump -u root -p testdb > test.sql
10.リストア
データを削除し、リストアすると元に戻ることを確認します。リストア後はmysqldを再起動します。
delete from testtable; exit mysql -u root -p testdb < test.sql systemctl restart mysqld;
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